今の仕事をスタートしたばかりの頃は、仕事と家庭とのバランスに試行錯誤していました。
仕事に集中しすぎてしまい娘とのスキンシップが少なくなってしまったり・・。
でも、しっかりやらなきゃ!を気負いすぎて
「今日もこれができなかった・・」とできないことにフォーカスしていると、
しんどいということに気がついたんですね。
そこからは、仕事が忙しくて家事がおざなりになってもほこりがあっても死なない。
料理もとりあえず栄養バランスがあれば見た目は気にしない。
とおおらかに考えられるようになりました。
子供が大きくなってきたら、楽しんでお手伝いしてもらうようにしていました。
過去に完璧も求めていた時期もありますが、振り返るとこの時期は余裕もなく、
結果自分も家族も幸せになっていなかったと感じます。
完璧を目指すと、
・完璧にできない時に自分が嫌になる。
・そんな嫌いな自分に頼ってくる我が子を見て焦る。
・それでもできない自分がもっと嫌になる。
こんな風に良くない思考のサイクルにはまっていたように思うのです。
その後、心理学を学ぶようになってからは「自分を満たすことが周りを満たす」ということに深く納得しました。
完璧を求めない、その代わりに優先順位を明確にする。
仕事の優先順位が高い時期は、家族に今月は仕事を頑張るからと宣言して折り合いをつけるようにしていきました。
そして仕事が落ち着いたら、家族や家事の時間を優先してバランスを取るようにしていきました。
この経験を通して、弱い自分を受け入れることで子供自身の気持ちが楽になることも実感しました。
完璧なお母さんの姿は、実は子供にとっては辛いのかもしれません。
頑張ることはとてもすばらしいですが、自分を犠牲にして必死に生きる姿はある意味
犠牲にすることが人生なんだというメッセージを子供に伝えてしまうのかもしれません。
娘には、「私は”お母さん”がはじめてだから間違いもある」と伝え、
自分が完璧ではないことを伝えるようにしています。
失敗してもどうすればいいかを伝え、失敗しながらも工夫する両親を見て、
娘も結果よりも過程をどうあがくかが大事だと感じ取ってくれているように思います。
子育てにも仕事にもこれをやっておけばいいというような絶対の正解はありません。
ですが、何度も同じことに悩んでいたら、そのやり方が自分にはあっていないことを疑ってみてください。
「いつでも、自分を大事にできる選択をしよう」
これが我が家の子育ての指針かもしれません。