仕事や家事育児に追われていると、
ルーティンをこなすだけでも精一杯という日もありますよね。
「今は子育てが大変だけど、次は
(小学校にあがったら、中学生になったら)楽になる」
と思うかもしれません。
確かに年齢があがれば
身の回りのお世話を全てしなければならない
という物理的な大変さはなくなるかもしれません。
ですが年齢があがると
また違う問題が発生するのが子育てなんですよね。
親が思うより子供は多くのことを見て感じています。
なんとなくいつもと様子がちがうのは
子供なりのSOSなのかもしれません。
子供って本当に賢いと思うんですが、
親が忙しそうにしていると、
気を遣って自分のことを話さなくなるんですよね。
親は子供の将来のことを考えて、
仕事を増やして日々のルーティンをこなすのに必死になってしまう。
気がつくと親子が、
お互いの気持ちを忖度してしまい
本音がわからなってしまうということもあります。
私も起業して数年の間はとても忙しく
気がつくと娘との時間がとれていないということもありました。
この時期に、子供とどう向き合えばいいのかは
お子さんの特性もあるのでこれが正解という方法はありません。
ですが子供が抱える(本人が言葉にできない)
さみしいという感情に気がつくことは
とても大切だと感じます。
私自身も娘が10歳前後になったときに、
娘への愛情がたっぷりあるのに
うまく伝わっていないなと感じることがありました。
何が正解かはわからなかったものの、
この時期はこの3つを
特に意識して娘と向き合うようにしていました。
1)親だから正しくあろうとするよりも
一人の人間として失敗談を話す
2) 娘や夫が外出するときは必ず玄関まで見送り
普段からスキンシップも多く取る
3) 娘にはいつでもあなたの味方で
そのままのあなたを愛しているということを伝える
当時は試行錯誤しながらでしたが、
今思うと娘は自分は愛されていると言葉で理解し、
スキンシップという行動で確認できたことで、
家族という場所が安全でほっとできる場所だと
心と体で理解できたのかもしれません。
「いいことすると褒めてもらえる」
という経験を重ねた子は、いいことしか話さないようになってしまいますが、
あえて親が失敗を話すことで、
子供たちはなんでも話しやすくなるのかもしれません。
子育てにおける後悔は
誰しも多かれ少なかれ抱えているもの。
後悔は親の愛情ゆえだと思うのです。
親としての正しさよりも、
一人の人間としてそのままの自分で
ぜひお子さんと向き合ってみてくださいね。