個別でのファッションコンサルティングで多いご要望が、転職に合わせたファッションです。
転職という生き方に大きく影響するアクションに合わせて、外見を変えていきたいというご相談は年間を通してよくいただきます。
行きたい業種や職種に合わせて、外見アップデートするにはいくつかポイントがあります。
前提として、転職活動をしている際は、無難なスーツで進めていきます。
この段階で大事なことは、個性を打ち出すことよりもお相手に失礼のないファッションを選ぶことです。
ただし、スーツの「質」には気をつけてくださいね。
オーソドックスなデザインだからこそ、素材の違いがはっきりと伝わります。
年齢を重ねて、リクルートスーツや安価な価格帯を選んでしまうのは避けましょう。
対面した時に「思ったより安っぽい人だな」と印象づけてしまうことになりかねません。
ある程度のクオリティを維持することで、自身の品を確保することができます。
そして、スーツだけなく靴(ヒール)や鞄(手元や角がはげていないか、傷がついていないか)にも注意してください。
高価なものでなくても、「自分のことをしっかりメンテナンスできている人かどうか」はしっかりみられています。
身につけるものや立ち振る舞いから「チームメンバーとして信頼して働けるのか」そんなことを見られているのです。
ですから、転職活動中はお相手に安心感を与えるファッションであることが優先事項です。
仕事仲間として、「この人を取引先などに連れて行くのは恥ずかしい」などマイナスに感じさせないことが大事なのです。
転職というシーンでは、転職した後を先取りしてファッションをアップデートするという方法もあります。
「国際的な感覚を活かし、外資へ転職」という希望を持つAさんも、先取りしてファッションをアップデートしたひとりです。
<BEFORE>
今の職場や周りの雰囲気に合わせすぎてしまったことで、自分がどういうファッションを選べばいいのか迷ってしまったAさん。
<AFTER>
自分はどこで誰とどんな仕事をしたいのか。
具体的にしていくことで未来の自分にふさわしい外見に。
自分らしさを保ちつつ、TPOも大切にできるのが大人の女性と言えます。
周りに合わせ過ぎて、自分らしさを捨てる必要はないのです。
「こういうところで働きたい」そんな未来に合わせて、あえて先にファッションを変えることで、自分の気持ちを高めて方向性を固めることもできるのです。
未来を先取りしたファッションを身につけることで、そんな私を生かしてくれる場所を選べるようになるのです。
迷いを払拭するために、自分を解放するためにファッションを味方にしてみてくださいね。