この春から大学生になった娘。
満開の桜の中をかけていく娘の後ろ姿をながめながら、
彼女の小さい頃を思い出していました。
娘が小さい頃は、
1日が本当にあっという間で気がつけば夕方なんてこともありました。
日々が忙しく過ぎていき娘が3歳くらいになった時に
ふと、「この子が育ったあと、私ってどうなるんだろう」と思ったんです。
15年くらい先の話かもしれないけれど、
夫はキャリアを重ね子供は成長し自分の人生を歩み出す。
その時、私はどうなっているんだろう。
気がついたら自分だけとりのこされてしまうのではないか。
このまま年齢をかさねてしまうことが急に怖くなったんです。
年を重ねるのはみんな平等。
年齢に抗うことはできないけれど子育てしかしていなかったらもう遅い気がする。
助走でもいいから何かしていたい。未来の自分のために何かをはじめたい!
そう強く思ったんです。
でも「自分が何がしたいのか」全然わからなかったんですけどね・・。
当時は、「自分の経歴だったらこの仕事かなあ」とは考えずに
「自分はどうなりたいのか」「どんな感情ですごしていたいのか」
これを軸にして自分に向き合いました。
母でもなく妻でもない。
「私」という人間に何ができるのか探っていたように思います。
いきなり自分の心にぴったりの仕事や働き方が見つかることはありません。
でもどんな仕事でも楽しさってあると思うんです。
幸せを得るためのツールが仕事だとしたら、
どんなことをしている時が幸せなのか。
その幸せを仕事を結びつけることが大事なんだろうなと感じます。
この本はわたしのお気に入りの一冊。
帯に書かれている
"人生に正解なし。いちばん惹かれる、
いちばん楽しい道を歩めばいい"
という言葉、私も強くそう思っています。
だって人生はいつからでも変えられるから。
娘が大学生になり子育てもひと段落。
今こうして心からやりがいを感じる仕事と出会えたことに
改めて幸せだなと実感しています。
人生において「もう遅いから」なんてことはないと思うんです。
自分がどうなりたいのかわからないときは
素敵だなと思った人を分析してみると
私はどんな人生を過ごしたいのかのヒントが見つかるかもしれません。
「私を変えてください」ではなく
「自分がどうなりたいか」がとっても大事なんです。
素敵だなと思った人を分析して
なんでそうなりたいのか言葉にしてみてくださいね。